# 第2章 記述統計

記述統計は、収集したデータの特徴を数値やグラフで要約・表現する手法です。

## この章で学ぶこと

* データの中心を表す代表値（平均、中央値、最頻値）
* データのばらつきを表す散布度（分散、標準偏差）
* データを視覚的に表現する方法

## 記述統計の目的

大量のデータをそのまま見ても、全体の傾向を把握するのは困難です。記述統計を用いることで:

* データ全体の傾向を一目で理解できる
* 異なるデータセット同士を比較できる
* データの異常値や偏りを発見できる

## 実例

100人の学生のテスト成績（0〜100点）があるとします:

```
85, 72, 90, 65, 88, 76, 92, 81, 70, 95, ...
```

このデータを記述統計で要約すると:

* **平均点**: 78.5点
* **中央値**: 80点
* **標準偏差**: 12.3点
* **最高点**: 98点
* **最低点**: 45点

これにより、「平均的な成績は78.5点で、ばらつきは12.3点程度」という簡潔な情報が得られます。

## この章の構成

1. 代表値（平均・中央値・最頻値）
2. 散布度（分散・標準偏差）
3. データの可視化

それでは、具体的な手法を学んでいきましょう。
